40代女性「前歯をきれいにしたい」重度の歯周病で歯茎が下がって根っこまで露出していた歯を抜いた後、「オールセラミック」のブリッジで被せて自然な見た目に改善した症例

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2023.04

治療前

治療後

初めの相談内容 「前歯を治療したい」とご相談いただきました。
診断結果 拝見したところ、上の前歯2本(左右中切歯/1番)の歯茎が下がっており、特に右上の前歯は根の先まで露出していました。
被せ物と歯茎の間に隙間があり、汚れが溜まりやすくなっていたことが原因で細菌が繁殖し、歯を支える「歯槽骨(しそうこつ)」が減ってしまう重度の「歯周病」でした。

そのため被せ物が大きく、歯が長く見えていたため、患者様は見た目の悪さを気にされていました。
また、新たに作る被せ物の素材は「白くて強度のある被せ物にしたい」とご希望されました。
行った治療内容 歯周病が進行している前歯2本を残すことは難しかったため、抜歯の必要性をご説明し、ご了承いただきました。

抜歯後の治療として、人工の歯根を埋め込む「インプラント」で修復する方法もありますが、今回の患者様の場合、歯周病が原因で骨の高さや厚みが不足していたため骨の量を増やす「骨造成」が必要で、患者様への負担が大きくなる可能性がありました。

そのため、左右上の前歯6本(中切歯・側切歯/2番・犬歯/3番)を繋げて被せる「ブリッジ」での治療をご提案しました。
患者様のご希望に沿い、ブリッジの素材には天然歯のような自然な白さと耐久性がある「オールセラミック」を選択しました。

また、歯茎を引き締めるために全体的な歯のクリーニングを行い、歯科衛生士による歯磨き指導も行いました。
治療期間 1年
費用 約750,000円
術後の経過や現在の様子 前歯の長さがきれいに整い、自然な印象になりました。
患者様にも「前歯の違和感がなくなって嬉しい、歯磨きもしやすくなった」と大変お喜びいただきました。
現在は、定期的な歯のクリーニングにご来院されています。
治療のリスクについて ・装着に際し、天然歯を削る必要があります。
・硬い素材の場合、他の天然歯を傷つけることがあります。
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります。
・一部の治療を除き、自費診療(保険適用外治療)です。