根管治療

当院では最先端の歯科用顕微鏡を使用して、確実な歯の根の治療を行うことができます。

根管治療とは?

簡単に言うと、『歯の根の治療』です。

いわゆる神経(歯髄)までむし歯が到達してしまった場合、歯の表面を削り取って詰め物をするだけでは、虫歯の治療として不完全です。歯の根の中の神経と血管を取り除き、痛みを和らげるとともに、汚れと細菌を徹底的に除去することを目指します。

根管治療が必要なケース

  • 虫歯が大きく、虫歯が歯の中の歯髄(神経と血管)まで広がっている場合
  • 過去に歯髄を除去したものの、根の中に細菌が感染して膿がたまっている場合

上記の場合、本格的に根管治療に取り組むことが望ましいでしょう。

マイクロエンド(最先端の歯科用顕微鏡)を用いた治療

うちうみ歯科では、歯科用顕微鏡を使用して根管治療を行います。

従来の治療法と、マイクロエンドを使用した場合の決定的な違いは、根管治療の成功率、および根の病気の再発率だと言われています。

マイクロエンドの症例

マイクロエンドの症例1.

ご来院いただいた経緯 「歯肉にできものができて、つぶれると膿が出てくる」とのことで、当院にご相談いただきました。当院にご相談いただく前から、この症状を何回か繰り返していたようです。
治療法 ラバーダムと呼ばれる、治療箇所以外を保護するシートを併用したマイクロエンドを行いました。
治療後 三カ月に一度のメインテナンスを受けていただいていますが、現在も再発はなく、術後の経過は至って良好です。

マイクロエンドの症例2.

ご来院いただいた経緯 「右上の奥歯が咬むと痛みがある」とのことで、当院にご相談いただきました。これまでに歯の根の治療を三回行ったとのことでしたが、症状が改善していませんでした。
治療法 こちらの患者様にも薬剤を最大限活用できるようラバーダムを施し、マイクロエンドを行いました。
治療後 現在は半年に一度のメインテナンスを受けていただいており、右上の歯は今も痛みなく咬めています。

根管治療の成功率について

歯の中の歯髄を取ると膿が貯まり、違和感や痛みが出ることがあります。その頻度は従来の治療方法では約50%の根管で起こるといわれています。

この場合には根管治療のやり直し(再治療)が必要となります。

しかし、マイクロエンド(顕微鏡を使用した根の治療)を行うことで再治療の確率が歯髄を除去する処置で5%未満に、さらに根の中に細菌が感染した歯で約20%以下にすることが可能です。

もちろん、従来の治療法を否定しているわけではありません。もしも病気が再発したら根の中の治療を再度行う必要があります。(このときに冠や差し歯を壊します)。再治療を繰り返すと歯はもろくなり歯の寿命は短くなります。

同じ治療をするのであれば、より精度が高く最新の技術を取り入れた治療法をお薦めいたします。

紙幣をマイクロスコープの倍率で見たときの見え方