50代女性 金属の詰め物を「セラミック」や「ジルコニア」に交換し見た目を改善した症例

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2024.04

治療前

治療後

初めの相談内容 「虫歯や歯周病があるか診てほしい。銀歯を白くしたい」とご相談いただきました。
診断結果 拝見したところ、上下の歯13本を金属の詰め物や被せ物で治療しており、お口を開けたときの見た目が良くない状態でした。
また上下合わせて7本に虫歯が生じており、そのうちのいくつかは歯の神経の管にまで細菌感染が進んでいたため、根の治療を行う必要があります。

さらに、歯を支える組織に炎症が起こる「中等度歯周病」も認められ、このまま放置すると歯が揺れたり失ったりする可能性があります。
行った治療内容 歯周病の原因となる細菌を取り除く「歯周病治療」と、なるべく金属を使用しない虫歯治療を提案しました。加えて根の治療が必要な歯には、歯の内部の感染組織を専用器具でしっかり取り除く「精密根管治療」をお伝えしたところ、同意いただきました。
また患者様のご希望に沿い、歯周病と虫歯の治療が終了したあと、残っている銀歯も順次白い歯に置き換えていきます。

まず歯周病治療として、全体的なクリーニングと歯磨き方法の指導を実施します。
歯周病治療と並行して虫歯を丁寧に取り除き、治療が必要な歯には精密根管治療を行い歯の内部をきれいにしたあと、自然な色味があり劣化しにくい「セラミック」や強度に優れた「ジルコニア」などの白い材料で修復しました。

その後、残っていた銀歯を段階的に除去し、セラミックやジルコニアの詰め物や被せ物に交換して治療を終了しました。
治療期間 1年半
費用 約600,000円
術後の経過や現在の様子 お口を開けたときの見た目が改善し、噛み合わせも問題ありません。

患者様には「歯周病や虫歯が治って、見た目もきれいになって満足している。左下に1本だけ銀歯が残っているので、今後白くしていきたい」と大変お喜びいただきました

患者様は歯ぎしりがあるため、現在は歯を保護するためのマウスピースを就寝時に装着いただき、セラミックが割れないようにしています。
治療のリスクについて ・虫歯治療中に痛みを伴う場合があります
・虫歯治療後は神経が過敏になっているため、痛みが生じる場合があります
・治療後に正しい歯磨きやメンテナンスを怠ると、虫歯や歯周病が再発する場合があります
・まれに根管治療後も再治療、外科手術、抜歯などの処置が必要となる場合があります
・噛み合わせや歯ぎしりが強い場合、セラミックが割れる可能性があります

治療前詳細

治療後詳細