60代女性「歯周病かもしれない」外科的根管治療で処置した症例

2022.06

治療前

治療後

初めの相談内容 「歯茎が腫れている。歯が抜けたままになっている。歯周病かもしれない」とご相談いただきました。 歯茎が腫れてきたことで、「歯周病かもしれない」とご心配になってご来院された患者様でした。
診断結果 拝見したところ、歯の根の先にまで炎症が起きており、これが腫れの原因でした。
行った治療内容 一度マイクロスコープを使った根管治療を行い、仮歯で約半年ほど経過を観察したところ、再発が確認されたため、最終的に外科的根管治療での治療となりました。
外科的根管治療は、歯の中ではなく歯茎の外側から治療を行います。

マイクロスコープを使った根管治療では、歯の根の中を徹底的に治療しますが、必ずしも根管治療だけですべての症例が改善するとは限りません。

今回のように、まれに炎症が引かないケースの場合、徹底的な根管治療が行われていることを前提に、外科的根管治療を併用することで、より確実な処置を目指します。
治療期間 6ヶ月 7回
費用 ¥50,000(税別)
術後の経過や現在の様子 治療後、炎症は再発しておらず、痛みや違和感もないとのことで、経過は良好です。
周囲の歯にも特に影響はなく、現在も定期的なメンテナンスにご通院いただいています。

<クリニックより>
今回の患者様は、一度マイクロスコープを使った根管治療を行いました。

根管治療では丁寧な経過観察が欠かせず、今回のように再発してしまう場合もあります。
十分な根管治療が行われていることを前提に、再発に対して外科的根管治療で歯を残す取り組みを行います。

抜歯をしてしまうのは簡単ですが、患者様が歯を残したいとご希望された場合は、諦めずにできる限りのご提案をいたします。
治療のリスクについて ・外科的根管治療では、傷を伴う外科処置を行います。
・外科処置に伴い、痛みや腫れが起こる場合があります。